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蚕の効能については、お嫁さんがくれた資料や書籍を読んで知りました。書籍に書か
れている蚕の効能についていくつか説明します。蚕が「薬」としても珍重されていたこと
は、中国の古い医学書(本草綱目)などに残されています。主な薬効は
・蚕の糞を水で溶いて、切り傷などの薬として使っていた。
・蚕の糞を炒って粉末にしたものを、ハチミツに溶かしてなめれば、ぜんそくや気管支炎
の特効薬になる。
・蚕を炒ったものを粉末にして飲むと、解熱効果がある。子供の「疳(かん)の虫」にも良
いらしい。などなど…
さらに!蚕には特筆すべき「驚異のチカラ」が備わっていたのです!
漢方の先進国であるおとなりの韓国では、昔から桑の葉や蚕などを利用した糖尿病に
関する民間療法があります。
糖尿病の症状である「のどの渇き」を抑えるために、蚕を使った民間療法として
・さなぎの煮汁を飲む。
・蚕の繭玉21個の煮汁を飲む。(21個でないとダメなのか気になりますが)
・蚕の糞を炒った粉を1日3回分、7.5gずつ飲む。
という処方が伝えられています。(どれもなかなか、ヘビーな感じですが…)
日本と同じように、韓国でも社会の変化が進むにつれて運動不足気味の人が増えて、
糖尿病患者が急激に増加しました。
(韓国といえば焼肉、ビビンバなど、本当においしいものがいっぱいですものねー(-_-;)
糖尿病治療には血糖降下剤やインスリン製剤などを用いますが、副作用の心配や不
便さがつきも。できるだけ天然のもので血糖値を下げる作用のあるものはないかと科
学者たちがいろんな物質で実験を繰り返してきました。
そんな中、韓国政府は1992年に古医書に記述されている蚕の民間療法についての
化学的検証をスタート、政府の研究所とキョンフィ大学の共同研究の中で実験を繰り
返し、ついに蚕の血糖を下げる効果を見いだしました。そしていよいよ、蚕の粉末を
使った血糖降下剤の開発が始まりました。
蚕の粉末でつくられる血糖降下剤はインスリンや従来の薬剤と違い、副作用は全くな
く、今までそれらで心配されていた空腹時の低血糖(血糖値が下がりすぎる状態)が
起こらないのがメリットです(とにかく安全(^_^)v)
そしてこの優れた安全性と効果が韓国内で正式発表されたのが1995年、それと同時
に国内の新聞、マスコミが一斉に大々的に報道しました。
その年、韓国をはじめ日本や中国でも特許出願し、日本では1998年3月に
「蚕粉末を有効成分として含む血糖降下剤およびその製造方法」という名称で正式に
特許登録されたそうです。
特許取得までの動物実験、ヒト臨床試験などを通して画期的な血糖値抑制効果が得ら
れました。ラット実験では4週間で、平均42mg/dl下がりました。
糖尿病患者への投与では、薬服用中の患者グループで食後血糖値が45mg/dl下がり、
薬を服用していなかった患者のグループで63mg/dlも下がりました。
今では、蚕粉末は糖尿病が気になる人だけでなく、ダイエットに励む人や精力をつけたい
男性からもすごい支持を得ているそうです。